1. 経営ビジョンとDX戦略
経営ビジョン
「貿易の壁を越え、日本から新しい可能性を広げる」というミッションのもと、デジタル技術を活用して国内企業の海外展開を支援し、グローバルな価値創造を実現します。
DX戦略の方向性
1.1 顧客価値の創出
- デジタルプラットフォームを活用した越境EC支援により、中小企業の海外市場参入障壁を低減
- AIとデータ分析を活用した市場分析・販売戦略の提案
- クラウドベースの貿易管理システムによる業務効率化
1.2 業務プロセスのデジタル化
- 貿易書類のペーパーレス化と電子承認フローの構築
- RPAによる定型業務の自動化
- クラウド会計システムとの連携による経理業務の効率化
1.3 デジタル人材の育成
- 少数精鋭体制(従業員4名)における効率的なDXリテラシー向上
- 全社員を対象としたDX関連研修の実施
- 外部専門家との連携によるナレッジ共有
- 最新デジタルツールの積極的な導入と活用
2. DX推進体制
推進体制
- DX推進責任者: 代表取締役社長
- DX推進チーム: 各部門から選出されたメンバーで構成
- 外部アドバイザー: DX専門コンサルタントを招聘
投資計画
- DX関連投資: 年間売上の10-15%を配分
- システム基盤整備、セキュリティ強化、人材育成に重点投資
- クラウドサービス、業務効率化ツールへの継続的な投資
3. デジタル技術の活用状況
3.1 越境EC支援プラットフォーム
- クラウドベースの統合管理システムの提供
- 多言語対応、多通貨決済機能
- リアルタイム在庫管理と物流追跡
3.2 データ活用
- 市場動向分析ツールの活用
- 顧客データの統合管理(HubSpot CRM導入)
- BIツールによる経営ダッシュボードの構築
3.3 コミュニケーション基盤
- Slackによる社内コミュニケーションの活性化(2025年2月導入)
- Microsoft SharePointによる顧客向けポータルサイトの構築(2025年)
- Web会議システムによるリモートワーク対応
- クラウドインフラ(Konoha、Hostinger、Xserver)の活用
4. サイバーセキュリティへの取組
4.1 基本方針
当社は、顧客情報および企業情報を重要な資産と認識し、サイバーセキュリティ対策を経営の最重要課題の一つと位置づけています。
4.2 実施事項
組織的対策
- 情報セキュリティ委員会の設置
- セキュリティポリシーの策定と全社展開
- 定期的なセキュリティ監査の実施(年2回)
- インシデント対応体制の整備
技術的対策
- AVGウイルス対策ソフトの全端末への導入
- ファイアウォール、VPNの導入による通信の保護
- データの暗号化(通信時・保管時)
- 定期的な脆弱性診断とパッチ適用
- リアルタイムバックアップの実施(常時実行)
- クラウドストレージの冗長化構成
物理的対策
- サーバールームへの入退室管理
- 監視カメラの設置
- 重要書類の施錠管理
人的対策
- 全社員を対象とした社内セキュリティ研修の実施
- セキュリティ意識向上のための継続的な教育
- 機密保持契約の締結
- アクセス権限の適切な管理
4.3 認証・準拠
- プライバシーマーク取得に向けた準備中
- ISMS認証の取得を検討中
5. 実績と今後の計画
これまでの取組実績
- Slackによる社内コミュニケーション基盤の構築(2025年2月)
- マネーフォワードクラウド会計システムの導入(2025年8月)
- Microsoft SharePointによる顧客向けポータルサイトの構築(2025年)
- HubSpot CRMによる顧客情報の一元管理(2025年)
- クラウドインフラの整備(Konoha、Hostinger、Xserver活用)
今後の計画(2025-2027年)
- 勤怠管理システムの導入(2025-2026年)
- AI活用による市場分析機能の強化
- 全社的なペーパーレス化の推進
- セキュリティ認証の取得検討
- 業務プロセスの更なるデジタル化
6. ステークホルダーとの連携
顧客との関係
- デジタルチャネルを通じた迅速なサポート体制
- オンラインセミナーによる情報提供
- 顧客フィードバックのデジタル収集と分析
パートナーとの協業
- API連携による外部サービスとの統合
- デジタルプラットフォームを通じた協業パートナーとの連携強化
問い合わせ先
ConeX Ltd
DX推進担当
Email: info@cone-x.jp
URL: https://www.cone-x.jp
公表日: 2025年11月6日
最終更新日: 2025年11月6日